快晴に恵まれた27日。転出職員が島から旅立つ朝を迎えました。朝7時に職員総出で寮から最後の荷物を運び出しました。

名残惜しそうに切符を買う金井教諭、廣田教頭。粟島汽船にも3年間お世話になりました。

朝早い時間にもかかわらず、次々と島の方々が集まってくださいました。それぞれの職員にていねいに声をかけてくださいます。中には手土産を渡される方もおられました。最後の最後まであたたかい人情に感激します。次々と訪れる方の対応で切符を買う間もない前澤教諭。

出発8分前。粟島汽船の特別な計らいで別れのBGMが流れる中、後ろ髪引かれる思いで、ようやく船に向かいます。

職員同士も最後のあいさつ。渡辺教諭と金井教諭。次々と差し出される手に、なかなか船にたどり着くことができません。

出発の8時15分ぎりぎりで乗船完了。すぐに5名はデッキへ。あらかじめ残留職員がセットしておいた紙テープで最後の別れです。

学校の児童生徒はもちろんのこと、春休みで帰省中の卒業生も参加してテープを持ちます。

船長さんのご配慮で、いつもよりもかなりゆっくりとフェリーが動きます。朝日の中、紙テープが風に舞い、別れの言葉が飛び交います。

別れの汽笛の余韻が残る中、船が見えなくなるまで、いつまでも手を振り続けてくださいました。

本当に多くの皆様からお集まりいただきありがとうございました。島ならではの心のこもった見送りに感動しました。

UX取材陣の皆様も最終日でした。のべ3回に渡る来島取材、たいへんあ疲れさまでした。ありがとうございました。番組「にいがた恋歌」は4月11日(木)の午後7時54分からux新潟テレビ21で放映予定とのことです。今から全員で楽しみにしています。