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月末清掃

当校の清掃は、月・水・金の週3日間、13:20から13:40までの20分間実施しています。全校児童生徒11名、職員数15名ですが、校舎は大きいので、自ずと一人当たりの分担箇所が多くなります。全員が時間いっぱい黙々と掃除に取り組みます。誰一人として手を抜くことはなく、校舎のすみずみまできれいになります。本当に感心させられます。

今日は、毎月1回行われる月末清掃でした。普段できない特別教室などを重点的に清掃しました。職員と児童生徒が二人組でチームを編成し、作業に取り組みます。

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生徒玄関

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音楽室

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理科室

なお、清掃時間のBGMとして時々、懐かしい昭和の頃の歌声が流れます。オフコース、森山良子、さだまさし、カーペンターズなど、放送室に学校備品としてCDが揃えてあるのです。これらの曲を聴きながら清掃に取り組むと、校舎だけでなく、自分の心も洗われるような思いがします。
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児童生徒会活動

先週、島ではインフルエンザが猛威をふるい、当校でも出席停止が相次ぎました。今日も小・中学生数名が先週末に引き続き出席停止ですが、今週中には全員が登校できる予定です。その関係で、25日に予定されていた児童生徒総会は、二度の延期により2月4日に開催されることとなりました。

児童生徒会は当校独自のものであり、児童生徒がそれぞれの発達段階に応じて役割を務め、異年齢集団活動により学校生活をより充実したものとなることを目指しています。現在は、総務部と保健図書委員会があり、全校の児童生徒がどちらかに所属して運営されています。会長は中学3年生が、副会長は小学生、中学生が務めています。日常の委員会活動や島っ子ソーランの練習、地域でのボランティア活動、運動会・文化祭という小中合同行事への協力など、常に一人ひとりの出番があります。その基盤となっているのが、おたがいが認め合い、助け合うという信頼関係です。この人間関係のよさが当校のすばらしい伝統と文化を形成しています。小学生が全校のリーダーとなる場面があるなど、和やかな雰囲気の中で運営されており、当校の特色ある教育活動の一つです。
現在、新生徒会長などの役員も決まり、新メンバーによる総務部の活動がスタートしています。3月の行事や来年度に向けての着実な準備を進めているところです。

雪に覆われたグラウンド 積雪は5㎝ほど
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しおかぜ留学募集中

スタートして3回目となりました。まだまだ技術的な面が不十分なため、レイアウト等、日々マイナーチェンジをしながら試運転といったところです。ご了承ください。

さて、村では4月から「しおかぜ留学」と称して島外から子どもたちを受け入れる、いわゆる山村・漁村留学をスタートします。(詳しくは、村のホームページや学校のホームページをご覧ください。)本日も、現地見学・面談のために関東から一組お出でくださいました。島の見学の後、授業を参観していただき、学校にも好印象をもたれたようです。昨年12月20日に朝日新聞全国版で取り上げていただいたことで、村教育委員会には全国から問い合わせが来ているそうです。

当校では、極少人数の利点を生かした学習面、生活面でのマンツーマンの指導を進めています。職員は、常に温かく、ていねいに児童生徒と接し、人間的なふれあいの中で、一人一人のよさや可能性を引き出すことに努めています。
また、島では島民全員が顔見知りです。「子どもは島の宝」として、地域の中でのかかわりを通して、あいさつや礼儀、善悪の判断、思いやりなどを自然と身につけていきます。ここで過ごしていると、地域の教育力というものをまざまざと実感します。学校と家庭、地域が深く結び付いており、島の豊かな自然や人とのつながりを生かした特色ある教育活動を進めることができます。まさしく、一体となって子どもたちに「社会を生き抜く力」を育んでいるのです。

本保建男村長は年頭に今年の決意として「人が育つ島」を掲げられました。これは、「しおかぜ留学」を視野に入れての思いであり、「交流を通じ、村民も一緒に育っていきたい」と話しておられます。この留学制度を何としても成功させるために、学校としても職員が一丸となって準備を進めているところです。

校舎からの眺望。今朝は久しぶりに青空が広がる。対岸は村上市山北地域、直線距離で20キロ
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今日の粟島の海

校舎からは日本海を一望にできます。この時期、冬型の気圧配置が続き、海上がしける日が多くあります。フェリーが欠航すると出張や郵便など様々な影響が出るため、気象予報や天気図を確認しながら対応を判断しています。昨日から今日にかけては、比較的穏やかで波も1mから2mです。
島では、インフルエンザが発生し、注意喚起の島内放送が入りました。無医村であるため、健康管理や病気予防は極めて重要です。学校でも罹患者が出ており、状況の推移を注意深く見守っているところです。昨日、家庭へのインフルエンザ発生と予防の文書を配布しました。児童生徒、職員とも、うがいや手洗いなど一層の予防を徹底しています。
  
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  校舎4階から見た今朝の海のようす

粟島から情報発信

粟島は新潟県の北、村上市の沖合、日本海に浮かぶ周囲23キロの小さな島です。粟島浦小中学校は、島にある唯一の学校で、今年度、児童4名、生徒7名の小中併設の極小規模校です。
島には豊かな自然とともに温かな人情があふれています。そして、学校と地域が一体となって子どもたちのよさや可能性を育むという、教育の原点があります。4月からの「しおかぜ留学」実施に当たり、学校や島の素晴らしさを島外の皆様に発信するために、このたびブログを開設することとしました。よろしくお願いします。
平成25年1月21日  粟島浦村立粟島浦小中学校   校長  加納 博志

1210月粟島 007
フェリーから粟島浦小中学校を望む